本当になるじゃんか

 


こっちに怖い話は書いたことはないが、たまには書いてみる


友人Oの話


Oが友達のKから、いま女の子2人いるから来ないか?と誘われたらしい


ファミレスにいるということだが、今から支度してそのファミレスに行くまでに30分以上、下手をすると1時間近くかかる


何でもっと早く誘ってくれなかったんだとKに言ったそうだが、ファミレスの横にある小さいゲーセンで待ってるというので急いで支度した


着いた時にはもう午後22時をまわっており、ゲームにも飽きてしまったというので駐車場で煙草を吸いながらしばらく4人で喋った


せっかく来たのにファミレスもゲーセンも行けなかったから、近くの山に登って夜景を見ようということになった


場所は漁業で有名なS県Y市の高○山


知る人は知る超有名な心霊スポットだ


もちろん4人はそんなこと知らない


夜景が見えるちょうどいい感じの所はすでにカップルの車が止まっており、登っていくにつれ道はどんどん狭くなり、気付くと細い抜け道のような林の中を走っていた


たまに木の間から夜景がチラッ、チラッと見える程度


道幅が少し広くなっている場所があったので、少し不気味だったがそこでエンジンを止めた


女の子達は「こわい~」とか言っていたが、確かにちょっと怖かった


夜景が見える側の窓を全開にして、音楽をガンガンかけて喋っていた


少し雨が降ってきたので場所を変えようとした時、最悪なことにバッテリーがあがっていた


窓開けっぱなしだったから蚊も入ってきた


車は一台も通らない


さらに最悪なことにKはロードサービスに加入しておらず、Kが近くに住む友達に電話をして助けを求めた


高○山というのはわかっているが、ここがどこなのかさっぱりでうまく説明ができず、友達が来てくれるまでに1時間以上かかった


時刻はすでに深夜1時をまわっていた


OもKもまったく車には無知で、助けに来てくれた彼が一人でリードをつないで作業をしていた


Kは電話では何も言わなかったのに、彼はちゃんと全員分の傘を持ってきてくれていた


Oは懐中電灯で彼の手元を照らし、Kは彼が濡れないよう傘を持っていた


と、その時



(あれ?なんか聞こえる)



右側の林の奥から、何か歌のようなものが聞こえていた


そっちを見てみたが、もちろん真っ暗


最初は雨の音かと思っていたが、やっぱり聞こえる


Kと目が合った


懐中電灯を照らしながら、Oはその方向に近寄って耳をすましてみた


はっきりとは聞こえないが、林の奥の闇から、小さい女の子の歌声が聞こえていた


どんな歌だったか覚えてないが聞き覚えのある童謡だった


Kに一緒に確かめてもらおうと思い、「ねぇ…」と話しかけた瞬間、


言うなーー!!と、急に作業をしていた彼が耳をふさいだ


その瞬間、車の中にいた女の子たちが泣き出した


言ったら本当になるじゃんか!!


その瞬間、何か異様に寒いものを感じ、思わずKと手を取り合って固まってしまった


やっぱり全員に聞こえてたようだ


車が復活したのでOたちは逃げるように林を脱出した


後日、Kにまた4人でゆっくり会おうと伝えたが、女の子達からもう二度と遊びたくないと断られたらしい

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