【怖】彼女がいない男




職場に男から見てすごくもてそうな奴がいるという


何年も彼女がいないのが不思議だそうだ


たまたま二人で飲みに行くことがあったらしく、気になってそのことを訪ねてみた


急に黙り込んでしまい、何か聞いちゃいけない理由でもあったのかと少し動揺した



彼は近くのアパートに一人で住んでいるようだ



家に遊びに来ないかと誘われたので、喜んでついていった



玄関に入ると、赤いハイヒールが置いてあった



あれっ?と思ったが、部屋に入り彼と再び酒を飲みながら話そうとテーブルに向かい腰を下ろした


仕事の愚痴や趣味の話などで盛り上がり、トイレを借りようと廊下に出た時ふと思い出した


チラッと玄関を見たが、赤いハイヒールがない


えっ!?と思い、すぐ部屋に戻り彼に聞いたが、ハイヒールなんてあるわけないよと笑われた


腑に落ちなかったが見間違いだったとしか説明のしようがないので、トイレで用を足し再び酒を飲み始めた






いや、赤いハイヒールはたしかにあった


見間違いなんかじゃない


会話もしどろもどろで、こちらの気分が伝わったのか彼の口調も重い


酒が水みたいに感じた


急に変な胸騒ぎがした


だんだん部屋にいるのが嫌になってきた


帰りたかったが、まだアパートに来て30分も経っていない


この部屋には絶対泊まりたくない、と思った


ちょっと早すぎる気もしたが適当な理由をつけて帰ることにした


不思議と彼はまったく引き止めなかった


「またゆっくり飲もう」などと、靴を履きながら振り向きざまにチラッと彼の顔色を伺った


何か違和感があった


ちょうど後ろの部屋から漏れる蛍光灯の逆光で彼の顔は見えない


気付くまでに少し時間がかかった


彼の真後ろに、ぴったり重なるように女が立っていた


 
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